第9回 6次化大賞 結果発表

第9回6次化大賞第9回6次化大賞

2024年11月6日~8日に開催された「フードメッセ in にいがた2024」において、厳正なる審査の結果、「グランプリ」、「準グランプリ」、「日本食糧新聞社賞」、「奨励賞」及び協賛企業特別賞として「JALUX賞」、「のもの賞」、「お取り寄せきっぷ賞」、「国分関信越賞」、「ナチュレ片山賞」、「新潟三越伊勢丹賞」の各賞受賞者が決定し、表彰されました。

審査委員長 総評

本年の6次化大賞には様々なエリアからのご応募があり、この賞の認知が広がっていることを嬉しく思います。そして応募商品の多くには、様々な環境や立場から見出した農業課題に着目して取り組みを始めた経緯が存在していることがよくわかりました。「そこに原料があるから食品を作る」という単純なものではなく、社会貢献や地域活性、安心なものを届けたい、あるいは廃棄される農作物をなんとか使えないかといった、各々の強い思いを感じました。一方で、今後の販売計画についての弱さも気になりました。6次化の道に入り込んでしまったということは、ビジネス拡大も最終目標のひとつなのです。商品に対する未来設計をも明確にすることで、多くのバイヤーに安心してお取引頂けるようになるのではないでしょうか。良い商品が多いだけに、 今後の進化にも期待がかかる開催でした。

グランプリ

株式会社住谷公商店

焼き芋スナック「PAKiPOKi」(パキポキ)

創業75年の弊社は茨城県食品衛生協会の「HACCPの内容をふまえた衛生管理」を導入、実践をして認定を受けました。衛生管理、安全性確保の取り組みを「見える化」して消費者の方々に信頼される生産者を目指しています。また、SDGsに取り組み安全な食生活の確保を推進し、地域産業の持続可能な発展に貢献しています。茨城県からも地球にやさしい企業として表賞されました。社会福祉の一環として農福連携にも取り組んでおり、就労支援の方に商品製造の一部を依頼しています。また、地域に貢献できるよう努めております。

焼き芋スナック「PAKiPOKi」(パキポキ)

準グランプリ

株式会社農業開発

冷凍シャインマスカット

「食と農の新価値を創造する」を企業理念に掲げ、ぶどうを中心とした農産物の生産販売と果物の冷凍加工を行っている会社です。7haの農場でシャインマスカットを中心に年間70tの生食用ぶどうを生産し市場に送っています。冷凍加工では加工用ぶどうを中心に桃や苺など長野県産果物を中心に年間90t程度を食品メーカーへ原料販売しております。令和4年に新工場が竣工したことで小売店、飲食店向けの冷凍果物の新商品開発も行いました。旬の果物を通年通して味わって頂きたく、ご提供しております。

冷凍シャインマスカット

日本食糧新聞社賞

アサヤ食品株式会社

熟成ワインビネガー 白 150ml

酒造りの文化、歴史がある場所には必ずお酢の歴史、文化も存在します。山梨県は全国でも有数のワインの産地ですがその山梨県で約半世紀にわたりワインビネガーを製造しているのが私たちアサヤ食品です。「良いお酢は良い酒造りから」と言われているように私たちは原料ぶどう選定からワインづくりそしてワインビネガーへと醸造技術に磨きをかけ熱い情熱を持ち商品を造っています。

熟成ワインビネガー 白 150ml

奨励賞

合同会社里山のくらし商店

柿酢300ml

当社は2017年に女性3人で発起、創業以来柿酢の製造を中心に、キッチン営業、ピクルスづくり、蕎麦畑から蕎麦蜂蜜づくりに挑戦し、現在は柿酢づくりに絞りました。地域の食材を地域の人が加工しております。25%の地域貢献、75%の持続可能な事業を掲げており、第2の人生として、高齢の方にもお手伝いいただき、少しでも社会に携わっていけるような事業にしたいとも考えております。

柿酢300ml

協賛企業特別賞